夢の中へ 主演の田中哲司について [映画]

つい最近の事だが、園 子温監督の「夢の中へ」という作品を観た。
主演の田中哲司の演技はとても自然体で、演じる役の感情をよく映し出していると思う。感情が高ぶりもしないところで無理に大声を上げたりしない。人間はぎゃあぎゃあと五月蠅く怒ることもあるし、静かに雰囲気のみで怒りを表現することだってあるのだ。
表情のバリエーションも多く、感情の振り幅も大きい分演技に広がりがある。そのため演技に強弱をつけることによって狂気を醸し出す事が出来る。アンプのボリュームを捻るように、時にはスイッチを押すように感情をコントロールしているのだ。
役者を演じる役というのは、もちろん役者として中途半端な能力では到底出来ないだろう。しかし彼は十二分に表現している。

続く


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