終わり良ければ全てよし [日常の変化]

自宅近くにある二階建ての建物の話。二階には雀荘、一階は住居となっている。雀荘へは外付けの螺旋階段がある為、雀荘客が住居をまたぐ事はない。
しばらくはこの形態を保っていた建物は、最近になって、急激な変化を始めた。
まず、二階の雀荘はそのままに一階部分には居酒屋のようなものが出来た。普通の料亭のようにも見える。
そして、半年もたたない内に、建物の前に屋台のような物を構え、同時に営業をし始めた。そんなに色んな事に手を出してやっていけるのだろうか?
その様な事を思い始めた頃に、屋台は突然、道路越しの向かいの家のガレージに引っ越したのだ。

????

その時には、僕の脳内は?でいっぱいだった。いくらなんでも変化のスピードが速すぎるのではないかと、ひょっとするとこの家は破滅に向かってるのではないかと、正直そう思った。

その数日後、屋台は道路越しの向かいの家で営業し始めた。

......屋台とはそういうものなのだろうか。いやいやそんな事はない。冷静に考えて親戚同士か、道路越しに自分の敷地を所有しているとかそんなとこだろう。物事には常に二つ以上の側面がついて回るのだ。

そしてガレージの中に大きめのソファを二つ置き、まるで撮影に使うセットかのように、道路側から全て見えるように配置されている。お客さんまでも、しっかりと重ならないように配置(?)されている。ひょっとするとこの人たちは劇団の方で、映画の撮影をしているのかもしれない。僕はそんな事さえ思うようになっていた。

一週間ほどたったある日、ガレージはソファだけをそこに残し、何事もなかったかのようにすっからかんになってしまった。

道路越しの向かいの二階建ての家の少し横に目をやると、屋台を見つけた。しかも以前はせいぜい3~4人座れる程度だった屋台が、なんとパワーアップしているのだ!座席数は倍近くになっており、席は満席、深夜0時だというのに関わらず、屋台はとても賑わっている。




終わり良ければ全てよし?




いやいやいや



 
である。
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